2009年8月7日金曜日
下天は夢か
「
下天は夢か
」津本陽 著
言わずと知れた織田信長の生涯を描いた作品。桶狭間や長篠の合戦のイメージからは戦略面ばかりがクローズアップされがちですが、戦国時代にはびこった豪族・寺などの強固な農民支配を破壊し、絶対君主制を確立していくなどの政治的な面も詳細に描写されている。天下を半ば統一したという地理的な功績よりも、これら支配体制の改革の功績は大きく、政治体制の点では秀吉・家康はある意味引かれたレールを進んだだけとも読め、今までの戦国時代の印象が大きく変わりました。ただ、歴史的な事実の列挙が多いところが難点です。
☆☆☆
☆
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